最近はペットに猫を選ぶ人が増えてきており、その数はペット犬を抜く勢いだと言われています。

確かに愛らしい仕草やちょっとツンデレなところなど猫にはたくさんの魅力がある事も確かですから猫との生活にハマる人も多いことと思います。

そんな猫の仕草などで、不思議だなと思うのは仰向けになって寝ている姿、いわゆるヘソ天です。

猫が仰向けでお腹をあらわにして寝ている姿はまるで人間そのもの。その姿は何時間見ていても飽きることがありません。

猫によってこのヘソ天をする猫としない猫がいるようですが、性格や体型なども関係してくるのではという意見もあるようです。

また、病気や威嚇攻撃的な要素の心配もしてしまうものです。

ここでは飼い主さんを癒してくれる猫のヘソ天のその驚くべき理由の数々について一つずつ見ていきましょう。

 

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最高にリラックスしている証拠

お腹というのは猫だけでなく全ての動物にとっては急所の一つです。

お腹をさらけ出してしまうと敵にいつ襲われてしまうかわからない野生の生活では常に防御している場所のはずなのです。

しかしその最大の急所であるお腹を開いている、しかもその体勢で寝ているということはその猫が置かれている状況がいかに安全で敵に襲われる心配が全く無いということを意味しているのです。

飼い主がそばにいたとしても、その飼い主さんを敵としてではなく味方として、そして信頼できる仲間として認識しているからこそのヘソ天なのです。
つまりヘソ天をしているということは、その猫は究極のリラックス状態であることを意味しているのです。

そんな姿を見せられた飼い主さんとしては、やはり嬉しいですし心から愛おしく感じる瞬間でもあるわけですね。

外に暮らす野良猫でもこういったヘソ天をする姿を見かけることがありますが、よほどその地域ではボス的存在で無敵なのかもしれませんね。

 

病気と似ているが体温調節をしている

猫は犬と違って暑いからといってハァハァと舌を出して体温を下げるということはしません。かといって、暑い時に人間のように汗をかいて体温調節をするということもないのです。

もちろん猫も夏の暑い時期には毛皮も着ているわけですから当然暑さを感じているはずです。

体温をなんとか下げる為に、自然にお腹を開いて寝っ転がることによって熱を放出することができるのです。

この姿が病気をイメージさせ、心配してしまう飼い主も多いようです。

お腹の部分は被毛も密になっている場合が多いですから、その部分を風通しよくしてあげることでお腹にこもった熱を気化させて効率よく体温を下げられるのを本能的に知っているのでしょう。

ですから春先から夏にかけてどんどん気温が上がってくると、猫の開きがあちこちで見られるのはこのためだったのです。

室内だけで飼われている猫ですと、家の中のもっとも風通しの良い涼しい場所を自分で見つけ出し、そこで仰向けになって寝ていることが多いようですし、外にも出かける猫ですと木立の日陰や草むらの陰の日が当たらず風通しの良いところでヘソ天になって昼寝を楽しむ姿を見かけます。

暑い時にヘソ天は猫たちにとってもっとも効率的な体温調節方法だったのですね。

よって、仰向けで寝てても病気ではありません。

 

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遊び疲れた筋肉の疲れを癒している

思いっきりダッシュをして一人遊びをしたり、仲間猫たちと追いかけっこやプロレスを楽しんでひととおり暴れまわった後によくヘソ天になって寝ている姿を見かけます。

これは激しく遊んだ体をクールダウンしているという意味合いももちろんありますが、背中を下にして寝ることで四肢を宙に放り出して寝ることができるので緊張して疲れた筋肉をゆるめて休ませることができると言われています。

猫にとっては、疲れた筋肉をすぐにでも回復させようとしています。

そんな時にこのヘソ天の格好がスピーディーな筋肉の疲労を取ってくれることを知っているのですね。

そんな時の猫はヘソ天でひたすらリラックスしてぼーっとしたように動かないことが多いようです。
横になっていても眠ってはおらず、単にそのリラックスタイムを楽しんでいるようにみえます。

こういう時には、体力回復をしているのでいくら可愛いからと言っても飼い主さんはそっとして静かな時間を過ごさせてあげるようにしたいものですね。

 

仲間や兄弟猫に対しての威嚇・攻撃体勢

多頭飼いをしている場合ですと、お互い気心が知れた猫同士でもやはり一定の緊張感を持って生活をしている場合があります。

決して仲が悪いというわけではなくても突然遊びで寝込み中に飛びかかって来られたり、ゆっくりリラックスしている時に戦いを仕掛けられてきたりするわけですから結構休まらない時が多いかもしれません。

そういう時には実は仰向けになっていると他の同居猫に遊びで飛びかかって来られた時に前足や後ろ足で応戦がすぐにできるというメリットがあるのです。

つまり威嚇・攻撃態勢でもあるわけです。

猫の前足で相手を抱え込んで押さえつけてそのまま後ろ足で猫キックで応戦するというもっともオーソドックスな戦法は、やはり仰向けになっていてこそすぐに繰り出すことができるというわけです。

飼い猫によっては仰向けに決してならない猫もいますが、そういう猫はきっと同居猫とのじゃれあいの時には違う戦法を使うのでしょう。

猫によって仰向けから戦うのは向き不向きがあるということなのです。

 

視野が広がるので観察できる

猫は普通に丸まって寝ていたり横になって伸びている時には周囲の状況を把握することがちょっと難しいようです。

時々寝ていても耳慣れない音がするとサッと頭をあげて周囲を見回したりしていますが、どうしても限られた範囲しか見ることができません。

もちろん猫は嗅覚や聴覚が格段に優れていますから特に目で確認する必要も無いのかも知れません。

ですがヘソ天の体勢ですと、視野が非常に広くなり寝たままでも180度の風景が全て見ることができるのでそのことを知っている猫は、好んでヘソ天で寝ることも多いのではないでしょうか。

たとえ寝ていても、ちょっと不審な音がすれば目さえ開ければだいたいの状況が把握できるというのは、かなりのアドバンテージになるでしょう。

 

喜びを表している時

猫は感情が無い動物だと言っている人がいますが、それは実際に猫を飼ったことが無い人の意見です。

実際には猫は喜怒哀楽をはっきり表現する動物ですし、ある意味犬よりもずっと人間的な感情を持ち合わせていると言えるかも知れません。

そんな猫が出かけていた飼い主が帰宅した時などに、玄関のすぐ横の廊下でヘソ天になって横たわりながらお出迎えをしてくれることがあります。

これは明らかに飼い主の帰宅を喜んでいて甘えている時のポーズなのです。

お腹を出して撫でて欲しい場合もありますし、単に甘えを表現している場合もあります。いずれにしても飼い主への愛情表現の一つの格好だと思って間違いありません。

飼い主からしたら、ヘソ天でお出迎えを受けたら1日の疲れも吹き飛びますよね。

 

猫が仰向けで寝る意味まとめ

以上が猫がヘソ天になる理由についてでした。思いもかけないような様々な理由に驚かれたことでしょう。

病気や威嚇の心配はほとんどありません。

猫は神秘的な動物と言われているぐらいですからまだまだ人間の知らない面白い特徴がたくさんあることと思います。

こういうことを一つずつ飼い主として知識を高めていれば猫との生活もさらに充実したものとなること間違いなしです。

 

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